2011年 05月 04日

愛蘭土旅行記・2

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シャノン川の朝の風景

アイルランド二日目は快晴のいいお天気から始まりました。
この日はちょっと遠出して、今回の旅行でどうしても私が行きたかった場所に連れて行ってもらいました。



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ちょっとボケてますが、、、

アイルランドの道を走っていると、こんな感じで黄色い車線が引かれているのが目に入ります。
これは後ろから早い車が走ってきた時、一時的に前の車が後ろの車を避ける車線です。
追い越し車線じゃなくて追い越される車線なんです。
なかなか面白い仕組みですね。

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アイルランドのポストはシンボルカラーのグリーン

リムリックから1時間半ほどで目的地のCorkに到着しました。
コークはアイルランド第二の都市です。
今回ここにどうしても来たかったのは、、、

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St.Fin Barre's Cathedral

こちらを見学したかったからなのです。

何故ここに来たかったかと言うと、少し話しが長くなるのですが、、、

今から10数年前、一時建築ブームが私の中で起こって、色んな本を読んだり、実際見に行ったりしていました。
その中で一番興味を持ったのが明治政府から招聘されてイギリスから渡って来た建築家、ジョサイア・コンドルでした。
コンドルと言えば最も有名な建築作品が鹿鳴館。
明治期、文明開化の象徴して常に語られる建築物です。

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このコンドルが日本に来てから工部大学校(現在の東京大学工学部)の主任教授になり、日本における西洋建築の先駆けとして第一期生で学んだ生徒の中に辰野金吾と言う人物がいます。
この辰野金吾と言う人物、東京駅や日本銀行など名だたる建築物を設計した方なのですが、実は私と意外な接点があったのです。

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辰野金吾の生い立ちなどを読んでいた時、ふと目に留まったのが「肥前の国唐津藩出身」の文字。
私も、そして両親、そのまたずーーーと先のご先祖様に至るまで、我が家は唐津の出なので、もしかしたら両親も知ってるかも?と思いある時「辰野金吾って知ってる?」と聞いたら、母が「知ってるも何も、辰野金吾の孫と私は中学時代の同級生よ」とびっくりするような返事が。

そのお孫さん、よく同級生たちに「お前のじいさんは東京駅作ってすごいのに、お前、大したことないよな~」なんてからかわれていたそうです。

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そんな訳で接点と言うのは言い過ぎかもしれないんですが(笑)まんざらまったく縁がない訳でもない、、、と思ってます。

子供たちにあまり手がかからなくなってきたので、最近はよくまた本を読んでいて10数年ぶりに自分の中でまた建築ブームが起こってきたのですが、その時ふと思ったのが、イギリス人ジョサイア・コンドルについてでした。
彼はイギリス人なのだから、イギリスに彼の建築物がもし残ってるんだったら見に行きたいな~と思い調べてみると、彼はロンドンでの建築コンペティションに優勝してすぐに明治政府に招聘され日本に渡ったため、彼の名を冠した建築物はない事が分かりました。

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そこでコンドルの師匠にあたる、ウィリアム・バージェスについて調べてみたところ、これがさすが古い物を大切にするお国柄だけあって、たくさんの建築物が残されていることが分かりました。

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そしてバージェスが建築家として初めて手がけた大きな仕事がここコークにあるセント・フィン・バー大聖堂だったのです。

今回アイルランドに来るにあたって、思いがけずこの事実を見つけたので、これはぜひ行って見て来い、と言うお告げに違いない、と勝手に解釈して短期間の滞在中無理を言って連れてきてもらいました。

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私が興味を持った辰野金吾もロンドンのバージェスの事務所で一時期働いていたことがあったので、きっとこの大聖堂の設計図なんかも目にしたに違いないだろう、と想像しています。

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話が落ち着くまでにかなり遠回りをしましたが、、、こちらの大聖堂はウィリアム・バージェスの建築物を是非見たい、と思っていた私の希望を十分満足させてくれる素晴しい作品でした。

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バージェスと言えばゴシックリバイバルの先駆者という事で、こちらの建築物もあちらこちらにゴシック建築の特徴がよく見られます。

私はこういう大聖堂のような建物には荘厳なゴシック建築がよく似合う、と思っているのでここはもうまさにどんぴしゃ、ツボに入りまくりでした^^

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写真では全体の様子が分からないので、素晴しさの一部分すら伝えられないのが残念でなりません。

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聖堂内にはバージェス自身がデザインした物も多く残されていて、この説教台もその1つ。
バージェスらしさが随所に表れた作品だと思います。

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バージェスの記念プラークもありました

何故イギリス人であるバージェスがアイルランドの聖堂を設計するに至ったのか、と言うのが今回来る時とても気になっていた事なのですが、ちゃんと聖堂内に説明が書かれたボードがありました。
元々この大聖堂はアイルランドにおけるアイルランド版国教会(つまりイギリスで言うところのイギリス国教会)であり、イギリス人に縁がある場所だったそうです。
そして新たに建て直す際、コンペティションが行われバージェスの設計が選ばれたのだとか。

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帰りに売店でちゃんとバージェスについて書かれた本があったので購入しました。
もっとちゃんと読んで彼について学んでみようと思います。

St.Fin Barre's Cathedral
Bishop St.
10:00~17:00(4月~9月は17:30)
休み(日)
入場料:大人4ユーロ

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コークの街並み

ゆっくり大聖堂を見学していたらすっかりお昼時になってしまったので、次に私がどうしても行きたかった場所No,2へ移動しました。

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English Market

ここ、イングリッシュマーケットは1610年に始まった由緒ある屋内マーケットです。

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火事で焼失したりして、現在の形になったのは1786年なのだそう。

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コーク市民の台所として人気があるマーケットです。

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私たちが行ったお昼時にも、マーケットは大賑わい。
新鮮な食材を求めてたくさんの人で賑わっていました。

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アイルランドと言えば牡蠣!
こんなに新鮮な牡蠣が山盛りになってましたよ!

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ムール貝も、スコップみたいなものでざっくざくとすくって好きなだけ買うようです。

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日本食ブーム、ここでも、、、お寿司がありました。
食べませんでしたけど、新鮮なお魚で作るお寿司は美味しいかもしれないですねえ。

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さすが農業国、チーズも見たことがない種類のものがたくさんありました。

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このイングリッシュマーケットの2階にカフェとレストランがあります。
ここで新鮮な食材を使った食事ができる、と聞いたのでぜひここでランチをしたい、と思ってました。

写真向かって右側がカフェ、左側がレストランになります。

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こちらはレストランの様子

レストランは予約ができるようで、さすが人気のお店らしく、あちこちのテーブルにリザーブのプレートが立てられていました。

5分ほど待った所でスタッフから「予約の合間に座れるのですが、1時に次の予約が入ってるのでそれまででもいいですか?」と聞かれたのでOKの返事をしてようやく着席。

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座ったところで、どれがいいかなーとメニューとにらめっこ。
日々入荷する食材でメニューが変わるのですが、この日はひらめのソテーがお魚のお勧めメニューだったのでそれを選び、後はスモークサーモンのサラダとマッシュルームとチーズのキッシュを取って、両親と私と子供たちでシェアすることにしました。

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スターターに選んだチャウダー。
スタッフに3人で分けたいんだけれど、と伝えたらちゃんと3人分のスープ皿に分けて盛ってきてくれました。
前菜サイズなんですが、メインと言ってもいいくらいの大盛り、、、
これを食べ終わるころにはすでに満腹状態になりつつありました^^;

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夫が頼んだポークベリー(ブタさんのお腹のお肉)

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ひらめのソテー

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マッシュルームとチーズのキッシュ

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スモークサーモンのサラダ

このほかにパンが好きなだけ食べられて、お代わりを頼むとどんどん出てきました。
とにかく1ポーションの量がすごくて、、、イギリス以上に大きかったです、ほんとに。
普段イギリスサイズに慣れている私ですら、最後は残しました(苦笑)

当然のことながらデザートなんてどこにも入る余地なし。
食べ終わってお会計を済ませたらジャストタイムリミットの1時だったので丁度良かったです。

それにしてもお魚もお野菜もほんとに新鮮ですごく美味しかったです。
また次回アイルランド行く時はここに来てご飯食べたいなあ、、、

English Market
St.Patrick St.
9:00~17:30
休み(日)

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ブラーニー村

コークからリムリックに戻る途中にブラーニー城があります。
こちら城のてっぺんにある石にさかさまになってキスすると雄弁になれる、という言い伝えが残る場所、、、と言うと大抵の人が「あ~あそこかー」と思い出すんじゃないかと思います^^
せっかく通るのでお城をささっと見学しようか、と駐車して貰って敷地内に入ったら、、、

なんと入場券を買うだけですでに60人くらいの人たちが行列してました(汗)
とてもいつになったら入れるんだか分かったものじゃないので、諦めて退散。
この後途中の小さな村に住む夫の従兄弟家族を訪ねる予定だったのでそちらを優先しました。

という事で長くなってしまったので、今日はここまでにします。
つづく^_^ (次回コメント欄開けますね!)
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by jamieoliverlove2 | 2011-05-04 00:00 | アイルランド・2011


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