2012年 09月 01日

「イギリス社会」入門

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イギリスを離れて久しいイギリス人が半ば外国人のような視点で書いたイギリスの本、と言うのに惹かれて読んでみました。

イギリス本ってなかなか100%納得出来る本がないんですけど(特にこちらに住むようになってからは、日本人が描く理想郷的視点の本を読むと、違う!こんなに良過ぎないからっ!と読みながら手をぶんぶん振りたくなるようになってしまったし、、、苦笑)この本は珍しく同感出来る部分がたくさんあってびっくりしました。

今まで謎だった部分も本の中で解明されていて「なるほどー!」と目からウロコだったし。
特に階級制度の話の中で、著者の家族がアイルランドからの移民であった事に触れてあり、移民であったが故にイギリスの階級制度に組み込まれる事がなく、子供たち(著者とその姉妹)が高等教育を受け、ホワイトカラーの仕事に就いた、と書かれていて、これはまさに夫とその兄弟に当てはまる事項では?と気づいたのです。
夫の父はアイルランドからイギリスへ渡ってきて、軍人→退役後は大工、というブルーカラーの仕事に就いていましたが、6人の子供たちは誰も軍人にならず、また大工の仕事を継ぐ事もなく、みんなホワイトカラーの仕事に就きました。
階級制度の意識がまだまだ根強く残る50~60年代生まれの夫の兄弟たちの年代でそういう事があったなんてちょっと変わってるなぁ、と思ってたのですが、この本を読んで納得しました。

それともう一つ面白かったのが、いろんな紅茶を飲み続けた著者が最後に行き着いたのが「Barry's Tea」。
私もバリーズティは家で愛飲しているのですが、同じように色々飲み比べて最後にやっぱりこれが普段飲むには一番自分に合うお茶の味だなぁ、と思ってチョイスしたので思わぬ偶然にびっくりしました。

そんなこんなで、もう最後は読んでるうちに他人とは思えなくなってましたよ(笑)

イギリスを理想郷のように思ってる方が読むと目からウロコだし、在英の人が読むと「分かる!」と思わず頷いてしまう事間違いなし、のこの本、興味がある方はぜひ一度お手に取ってみてください^^
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by jamieoliverlove2 | 2012-09-01 00:00 | Book Club


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