Strawberry and Vanilla Cream

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2012年 09月 09日

Robert Capa

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これは1995年、日本橋三越本店で行われたキャパの写真展を見に行った際、購入した目録です。

ロバート・キャパについて初めて知ったのは高校生の頃読んだ「ちょっとピンぼけ」という本でした。

学生なんてみんな同じような感じだと思うんですけど(そうじゃない方いらしたらごめんなさいm_ _m)、当時の私は自分のことで精一杯、毎日平和にそしてどこか薄ぼんやりと過ぎていく、、、と言う感じだったんで、この本を読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。





第二次世界大戦が終わった後、もう60年以上経ちますが、今もどこかで戦火が途絶える事はありません。

第二次大戦後、戦争の二文字から解放され、平和が続く日本に生まれ育った戦後世代の人たちにとって、戦争ってどこか遠いところのお話で、全然身近に感じられるものではないと思います。
私もかつてはそうでした。

イギリスに住むようになり、イラク、アフガニスタンに英国軍が従軍し、何週間かに一度は訃報がニュースで流されるのを見るに至って初めて「戦争」の二文字がものすごく近いものに感じるようになりました。

日本では戦争は過去の遺物でしかありませんが、今もこの国は戦争を行っているのです。

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95年のある日、キャパの写真が見られる、と分かって興奮した気持ちを抱えて会場を訪れた私の前に、ロバートの弟、コーネル・キャパ氏の姿がありました。

当時の私はまだ英語が今以上に拙くて、ほんとにひどい話しぶりだったんですが(笑)、それでも自分が高校生だった頃、彼の本を読んでどれだけ衝撃を受けたか、と精一杯の語彙で話したら、コーネル氏はにっこりと笑って「兄の本を読んでくれてありがとう」と両手でそっと私の手を握ってくれました。

上の写真はその時に頂いたコーネル氏のサインです。

あの当時かなり高齢だったなぁ、と思ったんですが、Wikiで調べてみたら2008年に没されていらっしゃいました。お兄さんはベトナムで地雷を踏んで若くして亡くなりましたが、彼は90歳とかなり長生きだったようです。
あの時、あのタイミングだったから、、、と後で振り返ると人生の不思議、のようなものを感じる瞬間が度々ありますが、この時も会えて良かったな、と今改めて思います。

世界から戦争が無くなる日が早く訪れてくれますように。
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by jamieoliverlove2 | 2012-09-09 00:00 | Book Club


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