2012年 12月 01日

博物館探訪・Sir John Soan's Museum

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段々朝明るくなるのが遅くなってきたし、寒いし、と外出するのも億劫になりつつある、とある日、ロンドン市内までお出かけして来ました。



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目的はこちら、Sir John Soan's Museum
10年ほど前に読んだ「ロンドンの小さな博物館」という本の中に紹介されていて、とても興味を持ったのですが今まで訪れる機会がありませんでした。

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イギリス、と言えばのリンボウ先生こと林望先生もこちらの本でこの奇妙な博物館を紹介しています。
こちらはカラー写真がたくさんあって館内の様子がよくわかるんですが、これは本当に妙なところだぞ、と言うのが見た第一感想。
で、いつか絶対この目で生で見てみたい、とずっと思っていました。

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建物の外観は普通のジョージアン様式のタウンハウスなんですが、これが一歩中に入ると一体ここは?と思わずキョロキョロしてしまうような異空間が広がっています。
ジョン・ソーンはイングランド銀行を建てた事で有名ですが(現在では改修されて建てられた当時とは趣が異なっているようです)その建築様式を住居内でも見る事ができます。

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ドーム式の天井の天頂にはガラスのランタンシーリング、外からの明かりが室内にぼんやりと広がります。
そして狭いタウンハウスをより広く見せよう、と言う工夫が室内のあちらこちらに、、、
例えば鏡の多用。
壁だけでなく、扉にも大きな鏡が取り付けられていて、向こう側にも部屋が続いている、と思い込み危うく激突しそうになりました(苦笑)
収納についても同様で、こんな狭いところに作りつけの棚が!なんて思うところがあちこちに。
部屋と部屋の間のアーチの部分も中を空洞にしてあって、収納が可能なようになっていたりします。

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何よりもこの博物館を奇妙な異空間にしているのが、ジョン・ソーンの驚くべきコレクションの数々です。
ギリシャ、ローマ、エジプト、そして中国や日本の骨董品がところ狭し、とホントに狭い部屋をぎゅ~っと埋め尽くしています。
しかもこのコレクション、特に何かの方式に従って展示されている、と言うわけではなく、ジョン・ソーンの気分のまま?にあちらこちらに混ぜこぜになって置かれているのがこれまた混沌とした空間を作り出しています。

上の写真はこの博物館内でも一番の見所。
絵画がかけられた壁の一部を開けると、その後ろに置かれた絵画と彫刻を見られる仕組みになっています。
これをスタッフがぎぎーっと開けて見せてくれるのですが、「ご開帳~」と思わず声をかけたくなります、、、(苦笑)

とにかくこのコレクションの数々がすごくて、親友だったと言う英国絵画界の重鎮、ターナーの絵があると思えばこちらにはホガースの名画が、、、かと思えば、中世の拷問道具が展示されていたり、一体全体どんな基準でこれを集めたんだろう、と不思議になります。

こちらで物を捨てられずに溜め込んでいる人のことをhoarder、と呼びますが、彼は一種のhoarderだったのかなぁ、と思いました。
日本でも捨てられない症候群、とか言いますが、ジョン・ソーンの場合はその物が希少価値のあるものだっただけで基本的な部分は同じなんじゃないかな、、、と。
私も物を溜め込む方ですが、この博物館を見た後だと家の中が妙にすっきり見えて、何だか安心しました(笑)

ちなみに館内は写真撮影が厳禁となっております。
こちらに載せたのはショップにて購入した絵葉書です。
この不思議空間を手元のお土産に、と思われましたらぜひ購入することをお勧めいたします。

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こちらもショップにて購入したお土産、ミニノートです。
デザインが素敵な商品が色々ありますので、気になる方は帰りがけに覗いて見てください。

それと館内、まるで迷路のように入り組んで(3つのタウンハウスを改造してくっつけている関係で)いるので、かなりの確立で迷子になります(苦笑)
入り口のところで名前を記帳するようになっていますが、そこで館内の案内を£2で販売していますので、それを購入してから回られることをお勧めします。

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現在館内の修復・復元工事が進んでいて、来年以降、現在は公開されていないジョン・ソーンの寝室なども近い将来見られる可能性があるようです。

館内に入館する際ですが、人数制限が設けられていますので、玄関前にて待つこともあります。
私は待つのが嫌いなので朝一番開館と同時に入場出来るように出かけましたが、それでも開くのをすでに待ってる人たちが結構いましたので早めに行かれる事をお勧めします。
館内、入り組んでいて狭い関係上、入館時に大きな荷物はクロークに強制的に預けさせられます。
斜めがけの小さなバックくらいなら自分で持っていく事が可能ですが、それも透明のビニール袋に入れされされます。
入館時には携帯電話のスイッチもOffにするように係員から言われますのでご注意ください。
預けたバックは最後、ショップの隣にある出口付近のクロークにて引き取ってください。

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おまけ・ショップで買ったレモン・チーズ、、、なる珍品。
ショップのスタッフのおばさんに「レモン・チーズって何ですか?」と聞いたら「中身はただのレモンカードなのよ」と言うじゃないですか。
「レモン・チーズだなんて初めて聞きましたよ!」と言ったら「私も。何でそんな名前付けたのかしらね~」と笑ってました、、、面白かったので試しに買ってみました。
中身は本当にタダのレモンカード???食べるのが楽しみです^^
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by jamieoliverlove2 | 2012-12-01 00:00 | Museum


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