Strawberry and Vanilla Cream

jamielove2.exblog.jp
ブログトップ
2013年 04月 04日

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

e0015758_2294253.jpg

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる 石井好子著

先日暮らしにまつわる本が好き、と書いたのですが、それと同じ、もしくはそれ以上に好きなのが食べ物にまつわる本。
こちらのブログでも度々食べ物関係の本は紹介しているのですが、今回はこちらの本です。
米国留学を経て、戦後まだ6年しか経っていない1951年にパリに渡ってシャンソン歌手としてデビュー、その後世界各国で活躍した著者のパリでの食生活について綴ってある本です。

食べたい日本食をあれこれ工夫して作り出す様子を細々と書かれていて、現在では日本の食材を扱う専門店もありますし日本食を気軽に食べられるお店も街中に行けばある、というのがどんなに有難い事なのかと思いました。



本を読んでいると石井さんが書かれた時代背景についても現代と比較する事が出来て面白いな、と思います。

例えばバゲット。
今でこそ日本でも気軽にパン屋さんで買えるようになったバゲットですが、本が最初に出版された1963年当時はまだまだ珍しい食品。
そこで石井さんはレシピでバゲットを使うものについては「コッペパン」を使っています。

コッペパンだなんて、今にしてみたらそっちの方がずっと懐かしくて、きっと普通には手に入りにくい食材になってしまったかも!
そういえばコッペパンなんて小学校の給食以来口にしてません。

ほかにも、読んでいると時代を感じる言葉があちこちに、、、例えばオーブンは天火、バターはバタ、なんて具合。

レシピも本当に簡単で数行に渡ってちょこちょこと書かれているのですが、どれもとっても美味しそうで作って食べてみたい、と思います。
ちなみにこの簡単なレシピ、ご本人曰く「難しいレシピだと作る気にならないでしょう?」だそうで、普段から簡単な料理しかしない私ですが、まさに納得のお言葉。
そういう石井さんはコルドンブルーでお料理を習われたこともあり、本格的に習ったからこそ、普段作るには簡単なレシピで十分、と分かったとも書かれていました。

半世紀を経てもやはり美味しい料理は美味しそうだし、人の食への飽くなき追及って時代は関係ないのだな、と思いました。

もう一冊「最初の、ひとくち」益田ミリ著、もお勧めです。
益田さんのエッセイにすっかりはまってしまって続け様に読んでいますが、こちらのエッセイは食べ物に関してのお話。
同じ世代の人には懐かしいお菓子や食べ物の話が満載です。

こちらの記事中にバゲット、について書きましたが、少し前までバゲット、なんて呼ばずにフランスパンって呼んでいましたよね?
私もつい最近までフランスパン、って認識していたんですが、一体いつからバゲットになったのかしら?
益田さんもエッセイで書かれていて(この話は「言えないコトバ」だったかも)いまだにお店に行くと「フランスパンください」って言ってしまう、と言うような事を書かれていました。思わず、分かる!分かる!と納得の一文でしたよ(笑)
[PR]

by jamieoliverlove2 | 2013-04-04 00:00 | Book Club


<< ホットケーキの朝、2      ホットケーキの朝 >>