2013年 12月 13日

セントニコラスのダイヤモンドの靴

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セントニコラスのダイヤモンドの靴 島田荘司著

本格ミステリの本や著者を紹介していますが、とうとう大御所を紹介します。
で、島荘先生を紹介するのに、なんでこの本?とよくご存じの方なら突っ込まずにはいられないと思うんですが、今この時期に紹介するんだったら、この本かな、と。



島田先生の御手洗潔(みたらい・きよし)シリーズはすごく有名でミステリ好きな人なら知らない人はいないんですが、この本も御手洗シリーズの一冊です。

あらすじは、ある年の瀬に御手洗のところへ訪ねてきた老婦人の話から思いがけない事件が発覚する、と言う話。
セントニコラスのダイヤモンドの靴と言うのは、19世紀後半、開国後の日本で起きたペルーの奴隷船マリア・ルス号を巡る国際裁判でロシアのロマノフ王朝が判決を委ねられ、日本を勝訴とし、その時サンクトペテルブルクに滞在していた日本の全権大使榎本武揚にエカテリーナ二世が作らせたという、特別なコレクションの1つだったこのダイヤモンド細工の靴を下賜したのだそうです。
で、物語の中ではこのセントニコラスのダイヤモンドの靴を巡る事件が話の骨子となっているのですが、二転、三転するストーリーはなかなか読みごたえがありました。

ちなみに何故この本を紹介したかったか、と言うと、勘のいい方ならピンと来ますよね。
セントニコラスと言うのはサンタクロースの事なんです。

と言うことでクリスマスにちなんで今回はこの作品を紹介しました。
同じくクリスマスの時期を舞台にした本に「最後のディナー」と言う作品もあり、こちらもお勧めです。

他にも島荘先生は傑作、名作と呼ばれる作品を多く書かれていますが、結構残酷な描写の本も多いので、そういうのが苦手な方はくれぐれもご注意ください。
(セントニコラスのダイヤモンドの靴、最後のディナー、の二作品については心配ご無用ですので、興味のある方はぜひ。)

(セントニコラスのダイヤモンドの靴、私が所持しているのは文庫本なのですが、現在新刊で手に入るのは単行本のみのようです。古書であれば文庫本でも手に入るようですので、読みたい方はそちらをトライしてみるのもいいかもしれません)
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by jamieoliverlove2 | 2013-12-13 00:00 | Book Club


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