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2014年 07月 17日

落語のはなし

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高校生の頃、小劇団ブームがあったお陰で芝居に興味を持ち、短大ではアートを専攻、お芝居なんぞを習ったりしていたのですが、その後社会人になり日本の古典芸能にも興味を持ち始めました。
最初は歌舞伎。
これははまってしまって、母と二人で毎月観に通っていました。
次はお能。
職場の先輩が偶然、父と同じ大学出身と言う事で可愛がって頂いていたのですが、その大学が日本の古典芸能関係に縁が深く、(父はまったく関係ない学部でしたが、、、)先輩のご学友がお能のどこかの流派の後継者だった、と言うことで一緒に連れて行って頂いたのがきっかけでした。



そして最後が落語。
最初の職場に居た時、会社の厚生会で職員が月々貯めたお金で一年に一度、好きなイベントを選んで参加する、と言うものがありました。

ポピュラーなところでは映画やボーリング、他にもミュージカルや歌舞伎のチケットなどの選択肢があったのですが、その中に落語、がありました。
「そういえば落語って生で聞いたことないな」とその時に思って落語をチョイスしたのですが、当時OLなり立ての若い小娘が落語なんて渋い選択だったので、職場のおじさんたちに珍しがられたのを思い出します。

で、新宿の末広亭で初めて高座を目の当たりにしたのですが、、、
いやぁ、、、本当面白いですね。
最初に見た時は生の迫力に圧倒されちゃって、あんまり感想らしい感想も持たなかったんですが、この日の経験はその後の私にすごい影響を与えました。

で、見事にはまっちゃった私、一人で上野の鈴本演芸場に見に行ったりもしてました。

鈴本での経験はこれまた私の人生において、とても大きな影響があったと思います。

お昼前から開くんですけど、今でこそ若い人にも人気と聞きますが、20数年前なんて、落語を聞きに来るのはおじいちゃんおばあちゃんばっかり(笑)
みんな手に手にお弁当や飲み物、お菓子をぶら下げてきて、自分のお気に入りの席に陣取って、夕方閉演するまでの長丁場を楽しむんです。
中にはいい気分になっちゃって、演者さんが舞台にいるのに、高いびきで寝てるおじちゃんも(笑)
み~んなそれぞれ自分のペースで楽しんでいて、いいなぁ、、、こんな風に年取るのも、なんて思ったのを思い出します。

その後、色々忙しくなってしまって、高座を生で聞きに行く事がなくなったのですが、代わりに自宅で気軽に聞いて楽しむようになりました。
当時はCDがまだ高くって(笑)カセットテープを買って聞いてたんですけど、お気に入りは「鰍沢」。
落語好きな方ならピンとくる、三題噺の演目です。
(三題噺と言うのは、よく高座で見るお客様から3つのお題を貰って即興で話を作る落語です)
知ってる人ならよ~く知ってるこの話。
話の中に矛盾点が多くてサゲ(オチのこと)も稚拙なので、かなり話術に力がないと語れない難度の高いものとされています。
それだけに名人の鰍沢は聞いてると、それがテープであってもうすら寒くなってくるから不思議なもんです。
*鰍沢のあらすじはこちらをご参照ください。

私の落語好きはあくまでも初心者の域を出ないので、聞いたことがない話もたくさんあるし、名人、と呼ばれる人の名前も知らなかったりします。
それでもそんなトーシロがただなんとなく聞いても楽しめちゃう落語ってやっぱり大衆演芸の王様なんじゃないかな、と思います。

今度日本に行く機会があったら、たくさん落語のCDを買って帰りたいなぁ、、、
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by jamieoliverlove2 | 2014-07-17 00:00 | Favourite things


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