Strawberry and Vanilla Cream

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2015年 04月 08日

Strawberry Hill House、2

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前回から引き続き、Strawberry Hill Houseについてです。

12時からの開館に11時には到着してしまったため、カフェでお茶をしてからお庭を少し見学することに。
カフェを後にしてしばらく歩いていると「待って~~~!」とカフェの従業員の女性が走ってきました。
何だろう?と思ったら、夫、自分の鞄をカフェに忘れて来ていました(汗)

あ~これ、デジャブ、、、と思ったのは、大昔、まだ結婚前に夫が私を訪ねて日本に来た時に江の島に連れていってあげたのですが、ランチを食堂で食べて支払を済ませた後、しばらく歩いていたら、後ろから「待って~~~!」と食堂のおばちゃんが走ってきました。
「外人さん、カメラ忘れていっちゃってたよ~!」と親切なおばちゃんは走って夫のカメラを届けてくれたのです。
あの時のおばちゃん、今も元気でいるかしら。その節は本当にありがとうございました。

と、言う訳で今回もカフェの親切なお姉さんには感謝なのでした。
しかし、本当によく夫、自分の荷物を忘れてくるんですよねえ、、、どうやったらそんなによく忘れられるのかな。



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まだまだお花の季節には早くて、庭を見ても閑散としちゃって見るところがないので、早々に館に戻って来ると丁度ショップがオープンしたので、そちらでお買い物を先に済ませました。

ちなみにショップの隣には小さなお部屋があって、そこでStrawberry Hill Houseについてのビデオが上映されています。
お屋敷見学の前にぜひこちらを見ることをお勧めします。
上映時間は6分程度ですので、ちょこっとお時間を取って見てみてくださいね。

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12時になると、スタッフの方が来て人数を確認した後、お屋敷のドアを鍵で開けてくれます。
その前に簡単なお屋敷の説明があるので、ちゃんと聞いてくださいね。

このお屋敷は建てられた18世紀当時にも、この異様な外観から人々の興味をそそり、見学者が後を絶たなかったそうです。
そこでHorace Walpoleはチケットやガイドブックを見学者のために作りました。
そのガイドブックの復刻版が見学用のチケットの代わりになっています。
とても読みごたえがありますので、お手元に残しておくといいですよ。

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ヴィラは入るとドアの横にあるステンドグラスとホールの吹き抜け天井の天窓からの明かりだけなので、とても暗いです。
意識的に外界と館の中を隔てる空間の役割を果たしているのだとか。

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こちらが吹き抜け天井。
ステンドグラスのランタンがとても綺麗です。

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最初の部屋には古いドレスと、

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鬘が展示されていました。

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こちら、オリジナルの壁紙。
好きだなぁ~こういう柄。
しかし、広い家だからこそ、こういう柄が映えるのであって、我が家のようにせせこましくて、ものだらけの家に使うと、余計に狭く感じるんですよ。残念。

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こちらはGreat Parlour。

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このファイヤープレイスのマントルピースの形がまさにゴシック♡
こういうのが好みなんですよ~

ちなみにこの部屋に置かれていたソファ、私が行ってた大学の生徒さんたちが18世紀の水彩画を元に再現して作ったんだそうです。

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この鏡のフレームもたまりませんねえ~!

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お屋敷の中はオリジナルのステンドグラスが多く残されています。

ステンドグラスが入ってなくてプレーンなグラスになっているところは残念ながら破損が激しく、元のように入れられなかったところだそう。
これらのオリジナルのステンドグラスはHorace Walpoleが屋敷を建てる際にオランダやベルギーでロット幾ら、とまとめ買いしてきたものを使っているのだそうです。

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現存しているグラスもひび割れしているものも結構あります、、、
ちなみにこのステンドグラスの周りのブルーグラスは、レプリカですが、オリジナルも同じ色のガラスだったそうです。

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ホールに戻って今度は2階に上がります。

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2階の最初の部屋はBreakfast Room。
現在修復中の為天井や壁はビニールシートで防護されています。
唯一見えていた部分が上の写真。
布張りになっています。かなり傷んでいるのが分かりました。

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こちらはBlue Bed Chamber。
このブルーの色はオリジナルを復元してあるそうです。
とてもモダンな色に感じますが、18世紀当時もこの色は使われていたのだとか。
ただし、現在と違って水性塗料の為、塗装には非常に時間がかかり、ムラが出やすいため熟練した技術を持った職人が手間暇かけて塗ったのだそうです。
もちろん、こちらの壁も当時を再現したので、非常に時間とお金がかかっている、とスタッフのおじさんが説明してくれました。

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お待ちかね~のLibrary。
お屋敷にいつも行くと楽しみなのがLibrary。
どんな本があるのかな~どんな風に本を並べているのかな~とか見るのが好きなのです。

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そして何より本が並んでいるスペース、と言うのが一番好きなのです。

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本が並んでいる静謐な空間、、、落ち着きます。

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お屋敷の中で一番好きだったのは、やっぱりこの部屋だったかな。

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こちらの壁紙、右側が18世紀のオリジナル。
左側はヴィクトリア時代に上から重ねて貼られていた壁紙。

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このお部屋は今回初めて公開されているHorace Walpoleの寝室です。
そして前述した18世紀オリジナルの壁紙を再現してお部屋に貼ってあります。

エンボス加工っぽくなっていて、柄が立体的に浮き上がっているんですよ。
18世紀当時も非常に高価な物だったそうですが、現在でも再現するのに非常にお金をかけて作ったそうです。

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お隣のお部屋はThe Castle of Otrantoを執筆したお部屋。
ここで彼が夢に見た事を書いていたんですね。

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こちらはThe Holbein Chamber。
Horace Walpoleが住んでいた頃、この部屋にはHolbeinの絵が飾られていたことから、そういう名前がついたそうです。

現在ではその絵はスードリー城に飾られていて、ここにはないのですが、2年後にWalpoleが住んでいた当時の様子を再現して展示する計画があるそうで、その時にはHolbeinの絵もここに戻ってくるそうです。
その時にまた来たいなぁ、、、

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昔はこのスペースにベッドが置いてあったそうです。

暗すぎて写真が撮れなかったのですが、この次の間に、ほぼ真っ暗なスペースがあり、The Star Chamberと呼ばれていました。
そこにはかつて星が描かれていたそうなのですが、一体どれくらいの大きさで幾つ描かれていたのかが分からないため、現在では無地のままの壁になっています。
その部屋が一体何のために作られていたのかはわからないそうですが、なんとなく私には瞑想部屋のように感じられました。

Horace Walpoleはセレンディピティという言葉の意味をとても重要視していたそうです。
セレンディピティと言えば、ハリウッド映画のタイトルにもなっていましたよね。
この言葉を作ったのはHorace Walpoleなのだそうです。
もしかして、この瞑想部屋に居る時に彼はその言葉を思いついたのではないかしら?なんてちょっと思ったりしたのですが。

そして、この瞑想部屋を出ると、、、

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The Galleryに出ます。

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とにかく、豪華で美しい部屋です。

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お金、かかってます(笑)

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見学者の皆さんも溜息つきまくりでした。

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確かこれはGreat North Bed Chamberだったと思います。

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昔は部屋からテムズ川も望めたそうですが、現在ではテムズ川とStrawberry Hill Houseの敷地の間には家々が建ち並んでしまい、川はまったく見えません。

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これはRound Palour。
このステンドグラスの窓は圧巻でした。

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この部屋はThe Tribune。

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18世紀当時がどんな部屋だったのか、と言う絵が表示されていて現在と比べられるのが面白いです。

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棚の周りのゴシック調の飾りもいいですよね、、、

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いやぁ、、、本当に満喫しました。
Horace Walpoleの夢のお城、確かにここに滞在していたら、何やら書きたくなるかもしれません。

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最後は地上階のカフェ近くにあるMuseumもお見逃しなく。
小さな一部屋だけですが、面白いものが色々展示されています。

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こちら、オリジナルの18世紀の入場チケット。
すごくお洒落ですよね。
こんなお洒落なチケット、私も欲しいなぁ、、、

ちなみに入館するところに18世紀当時のお客さんに対する注意書きが展示されているのですが、当時はお子様は入場をご遠慮します、、、だったそうです(笑)
現在ではもちろん入場OK。
こういう施設につきものの、Family Trailもあります。
我が家の子供たちもやりましたよ。

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Strawberry Hill House、長年期待していた通り、とても面白いお館でした。
ロンドン中心部からはBRで最寄りの駅まで行けますので、お時間に余裕がある方にはぜひお勧めです。

公式サイトはこちらからどうぞ。

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最後に通りかかった家のブループラーク、よく見にくいんですが、なんと~ヴィンセント・ヴァン・ゴッホって書いてありました!
ゴッホ、こんなところに住んでいたのかぁ、、、びっくりしました。
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by jamieoliverlove2 | 2015-04-08 00:00 | National Trust


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