2015年 11月 28日

Ireland with Simon Reeves

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Ireland with Simon Reeves BBC2 Sun 8pm

BBCというとSherlockをはじめとした良質なドラマを放送することで知られていますが、私的には実はドキュメンタリー番組の方を圧倒的に普段は見ています。

BBC4では主に歴史もののドキュメンタリーを見ていて、少し前からは歴史好きな息子も一緒になって見ています。
私のお気に入りはLucy Worsley女史がプレゼンターを務める番組、息子は歴史研究家のDan Snowの番組がお気に入りだそうです。
Dan Snowはイケメンなので、私も彼はいいなぁ、、、(あれ?なんか意味合いが違う?笑)と思いながら番組を見てますが。

話がそれましたが、そんなBBCで新しいドキュメンタリー番組が放送されています。
全二回シリーズの「Ireland with Simon Reeves」です。



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プレゼンターを務めているSimon Reevesは紀行番組に主に出演していて、何冊か著書も出版している作家でもあります。

以前BBCではSir Terry Woganが出演したアイルランドを巡る旅番組もあったのですが、彼はアイルランド、リムリック出身のアイルランド人だったので、思い切り「僕はアイルランド大好き」オーラが発せられた番組でした。

今回は思い切りイングランド人であるSimon Reevesが旅をする番組なので、どこか冷めているというか一歩引いてアイルランドを見ているのが、ちょっと面白いなと思って見ています。

例えば、County Mayoにある聖パトリックの山の巡礼の様子。
Simonは「僕はカトリック教徒じゃないから、彼らのように敬虔な気持ちにはまったくなれないけれど、山を登った達成感は最高に気持ちいいね!」と言います。
巡礼に来ているカトリック教徒の中には、裸足で小石だらけの山道を往く初老の男性の姿もありました。
さすがにSimonも彼に対しては敬意を表していましたが、、、

この聖パトリック山の巡礼ですが、カトリック、キリスト教の観点から言えば、まったく異質なイベントです。
普段、巡礼地と呼ばれる土地では、例えばマリア様が子供たちの前に現れ予言を行ったとされるルルドなど、何かしらイエスやマリアが現れるといった奇跡的な現象が起こっています。
それに対して、この聖パトリック山は、この山で聖パトリックが蛇と対決してこの蛇を英国へ追いやったとされる場所。つまり民話的な伝説の土地なのです。
これはアイルランドがケルトの地であったことと密接なつながりがあるのですが、ケルト時代の原始的宗教とキリスト教が結びついて生まれた聖地であるとされています。

山を聖なる対象として崇めるというのは日本ではよくある話で、こういったことも、以前「ケルトを巡る旅」の記事中にて書きましたが、アイルランドをとても身近に感じる要因の一つ。

その後Simonがリムリックに住む民話を集めているおじさん(おじいさん?)の家に行ったときに紹介された逸話も日本的な要素を強く感じました。

おじいさんがSimonを高速道路がよく見える場所へ連れていくのですが、その道は奇妙な湾曲を描いていました。
その湾曲を描いた隣にある緑地には、いわくありげな茂った低木が。
おじいさんの話では、その低木がある場所には大昔から妖精が住んでいるので、その場所を切り払って道路にする、という計画が発表されたときに地元の人間は皆、行政に対して大反対したそうです。
そしてその運動が認められ、出来上がった高速道路は低木とその周囲の緑地を避けるような形で奇妙に湾曲しました。

日本でもよくご神木を切ると祟りがある、とその場所を避けるようにして道路が作られたり、ビルが建てられたり、という話を聞きますよね。
とてもよく似た話だな、、、と思いました。

第一回の放送は終了しましたが、今ならまだiPlayerで見られますので、興味のあるかたはぜひ。
第二回の放送は今週の日曜日、夜8時からBBC2で放送予定になっています。
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by jamieoliverlove2 | 2015-11-28 00:00 | Favourite things


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