2016年 01月 09日

捨てる

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捨てる (アンソロジー)文芸春秋社 刊

昨年末、篠田真由美先生から素敵なクリスマスプレゼントを頂戴してしまいました。
それがこちらの新刊書です。

英国在住となってからは、ネット書店で本を購入していますが、当然のことながら郵送料が別途かかるため、送料が安い文庫本や新書、そしていつも読んでいる馴染みの作家さんの本ばかり買ってしまいます。
こちらの本はソフトカバーですが、新書よりも大き目の本だったので、日本に一時帰国した際に買いたい本リストに入れて買うのを我慢してました。
そうしたら!なんと!篠田先生からプレゼントとして頂いちゃいましたよ~嬉しすぎるT_T




今回はアンソロジーと言うことで、篠田先生の他、柴田よしき・大崎梢・光原百合・福田和代・松村比呂美・近藤史恵・永嶋恵美・新津きよみ先生、と言った女流作家の先生方9名の作品が集められています。

前述したのですが、どうしても毎回馴染みの作家さんの本ばかり買ってしまうので、このところあまり新規開拓していない私の本事情。
そんな中こういうアンソロジー本って、新しい作家さんを発見出来る楽しみがあっていいですね。
篠田先生の他は大崎梢先生しか読んだことがなかったので、残りの7名の作家さんの作品は初めて読みました。

こちらの本のタイトルは「捨てる」。
そして集められている短編小説はどれも「捨てる」ことをテーマに書かれています。

昨今、断捨離という言葉が流行っていますが、断捨離に遥かに遠い生活をしているのが、私、、、(汗)
昔から物をためこむことが多く、普段からゴチャゴチャした家なんですけど、そんな家に嫌気がさして、何年かに一度突然どばーっと処分するんですよね、、、でもスペースが空いたぞ~とまた物をためこんじゃう(苦笑)
いい加減にこの負のスパイラルを何とかせねば~と思います。

それにしても、「捨てる」と言うキーワード一つでこれだけ多様な物語が生まれるものなんですね。
ホント、作家の先生って素晴らしい物語を紡ぐ能力をお持ちだなあ、と感心します。

ちなみにやっぱり私が一番好きだったのは、篠田先生のお話「Forget me not」。
母の死をきっかけに家の整理をした娘が発見した謎の壺。
この壺の処分を巡って話が進んでいきます。

お話を読んで思ったのは、私が死んだらこの家のこのごっちゃごちゃなたくさんの物を子供たちが処分するのは大変だろうなあ、、、ということ(汗)
思いがけなく2016年の新年の抱負を考え付いてしまいました、、、2016年は物を減らします、、、もっと断捨離します、、、したいです、、、出来るかなぁ、、、^^;

もう一つ気に入った作品は柴田よしき先生の「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」。
ほんわかした冒頭から、どんどんサスペンス色が強くなり、思いがけないラストを迎えるお話はとても短編とは思えない充実度でした。

ちなみにこちらの先生方の集まりは「アミの会」というお名前で活動されるそうで、すでに2冊目の出版も決まっているそうですよ。楽しみですね!

9人の女性作家の先生方のお話、どれもとっても面白かったし、短編で読みやすいので、いろんな方にお勧めの一冊です。
ぜひぜひ書店で、図書館で、お手に取ってみてくださいね。
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by jamieoliverlove2 | 2016-01-09 00:00 | Book Club


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