2016年 02月 02日

さようなら、Terry

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2016年、ディヴィッド・ボウイから始まり、アラン・リックマン、グレン・フライと一時代を築いた人たちが次々に亡くなりショックを受けていたのですが、またもや週末の朝、ショックなニュースが、、、

英国・アイルランドでは知らぬ人はいない程の有名司会者であるTerry Wogan氏が77歳で亡くなりました。

彼は英国で活躍していましたが、出身はアイルランドのリムリック。
夫の家族と同じ地元です。
そんなこともあって、おらが町の有名人、みたいな親近感があって、私も彼が大好きでした。



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テリーはTVやラジオのプレゼンターとして活躍していましたが、特にBBC Radio2で16年に渡って放送されていた「Wake Up to Wogan」は根強いファンがついており、彼らはTOGs(Terry's Old Geezers and Gals)と呼ばれていました。
私はそこまでファンだった訳じゃないんですが、旅行に出かけた時はカーラジオでこの番組、聞いてました。

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そして数々のTV番組の司会もしてきた彼ですが、やはり代表作を挙げるなら、EuroVisionコンテストの英国側コメンテーターと、こちらChildren in Needでしょう。
英国では様々なチャリティ番組が放送されていますが、その草分け的存在として有名なのがこの番組で、テリーは第一回の1980年から2014年までの34年間のあいだ、7時間の生放送の司会を続けてきました。

昨年の秋、体調不良を原因で降板したのはこちらの記事でも書きましたが(降板原因は当初腰を悪くしたためと公式発表されていました)もうきっとこの時すでに癌が進行していたんでしょうね、、、

ディヴィッド・ボウイのニュースもショックでしたけれど、正直、私的には今回のテリーの方がもっとショックだったりします(/_;)

彼の番組が大好きで放送されると欠かさず見てましたから。
夫の家族の出身地と同じ地元出身、という親近感もありましたし、何よりもテリーの人柄が好きでした。

とても親しみあふれる語り口で、ウィットに富んでいながら、決して毒舌になりすぎず、いつも穏やかでにこやかな彼。
2005年にはSirの称号を受け、Sir Terry Woganとなりましたが、絶対に偉ぶったり、上から目線の態度や話し方はしませんでした。
だからこそ、これだけの多くの人たちに愛されたんだろうなあ、と思います。

以前、記事中に書いたことがありますが、アイルランド人って心の垣根がほかの国の人たちよりも、ずっと低い気がするんですよね。
だから会ってすぐに親しみを感じることが多いんです。
これはイギリス人相手には感じにくい感情で、アイルランドというお国柄があるんだろうなあ、と思います。
テリーがこれだけ英国人の間で受け入れられたのも、もちろん、当人の人柄もありますが、やはりアイルランド人特有のこういった気質があったからではないだろうか、と私は思っています。

そしてもう一つ、文字を持たなかったケルト時代からの伝統である語り部や吟遊詩人、といった伝統が背景にもあるのではないかな、と思います。
文字がない分、語りがどんどん発達して、今の世の中でもおしゃべり上手なアイルランド人、というイメージがあります。
現在TVやラジオで活躍しているプレゼンターを見てみると、実はアイルランド出身、アイルランド系英国人、という人たちがとても多いのも、もしかするとそういう理由かもしれません。
テリーもとてもなめらかで饒舌な語り口が有名でした。

Terry & Mason's Great Food Trip



テリーの最後のレギュラー番組だった「Terry & Mason's Great Food Trip」。
毎日楽しく見ていました。
週末によく再放送もしていたのですが、それもちゃんとチェックして見ていた程好きな番組です。
おっとりとしたアイリッシュ訛りのテリーとちゃきちゃきイーストエンダーでコックニー訛りのメイソンのコンビがすごく面白くて、続編もあるのかなぁ、と楽しみにしていました、、、撮りためたものがなければ、これで最後なんですね、、、寂しいです。

こちらに張り付けた「Winchester編」の回では、テリーがお寿司とわさびに舌鼓を打ってる姿も見られます。
気になる方は4分45秒あたりから日本食レストランとわさびの話題になっていますので、ご覧になってください。
(*残念ですが、字幕なし・英語音声のみとなっております)

Terry、今迄いっぱい笑わせて楽しませてくれて本当にありがとう。ゆっくり休んでくださいね。
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by jamieoliverlove2 | 2016-02-02 00:00 | その他


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