2016年 04月 17日

London Mayer Election 2016


GreenParty 2016 London Mayer Election Political Broadcast

5月5日といえば、日本では子供の日、端午の節句ですね。
ちょうどGWの真っただ中、みなさんご旅行に行楽にと楽しまれることと思います。

さて、そんな5月5日、ロンドンではロンドン市長選挙が行われます。
2期8年に渡って市長を務めてきたボリス・ジョンソンが国政に復帰したため、今回の選挙には出馬せず、保守党はリッチモンド区の政治家ザック・ゴールドスミス、対する労働党はトゥーティング区の政治家サディーク・カーンを擁して選挙に臨みます。

*この先は長くなります&ちょっと面倒な話もあるので、興味がある方だけ覗いてみてください。




二人の苗字を見ると分かるのですが、ザックはユダヤ系の裕福な家の出、サディークはパキスタン系のワーキングクラス出身でイスラム教徒、と現在の人種の坩堝であるロンドンを代表したような対決になっています。

元々、グレーターロンドンは労働党が昔から強いので、前期のボリスが選出されたときは意外に思われたのですが、まぁ、あれはボリスの個人的な人気もあったのだろうなあ、とは私だけではなく一般的な見方です。
そんな訳で今回は労働党が推すサディーク氏が優勢ではないか、と言われていますが、昨年の総選挙の時も労働党が盛り返して選挙に勝つのではないか、という最初の思惑が随分と外れて結局保守党が圧倒的優勢で勝ったため、今回も選挙が終わるまでは何とも言えないのが実情です。

ともあれ、5月5日は今後4年間のグレーターロンドン地区がこれからどうなるのかが決まる大事な選挙です。
私は選挙権がありませんが、夫はもちろんあるので、我が家にも早々に選挙のお知らせが届きました。

日本に居た頃、選挙に行ったことがあった筈なのですが、もうすっかり記憶がなくて、どうだったか忘れちゃったのですが、先日ちょこっとコメント欄で日本の選挙について書かれていたのを読んで、ああそうだったかなあ、、、とおぼろげな記憶を掘り起こしたのですが、やっぱり詳しくは思い出せませんでした(苦笑)

ちなみにこちらの選挙は通常平日に行われることが多く、今回の選挙も5月5日の木曜日です。
投票所は朝7時から夜10時まで開いており、通勤前、または終業後に立ち寄っての投票が可能な時間帯が設定されています。
もちろん不在者投票などなども充実しており、なるべく多くの人に国政に参加してもらえるような仕組みが整っていると私は思います。

日本ではなかなか誰に投票しよう、、、と誰か特定のこの人に投票したい!というよりも、他がダメだなぁ、、、と結局消去法で投票することが多かったような記憶があります。
それに比べたら、この国では中にはダメダメな人もいますし、在職中にダメダメな事実が発覚して辞任する人も勿論いるのですが、日本に比べたら政治に対する理念が高い人が多いような気がします。
隣の芝は青く見えてる状態なのかもしれませんが、少なくとも日本の政治家よりはこちらの議員の方が私だったら誰がいいかな、とポジティブな気持ちで投票したい人物を選べるように思います。
日本もどんどん若い世代の代議士さんが増えていると思います。
これからもっと若い人たちも政治に興味を持って、高い志で政治家を目指して欲しい、、、そんな風に思います。

さて、冒頭に張り付けているYoutubeですが、こちらの国では選挙が行われるたびに各政党や候補者がこういった宣伝用のコマーシャルを作ります。
私が今回気に入ったのはグリーンパーティー(緑の党)の政見コマーシャル。

ちょっと分かりにくいので説明させてもらいますと(英国在住の人はご存知かもしれないので、ちょっとくどいかもなのですが)こちらのChannel4で放送されている人気ドキュメンタリー『The Secret Life of 〇Years Old』(〇の中には年齢が入り、現在のところ4歳から6、7歳あたりまで放送されています)という番組があって、それのパクリになっています。
このドキュメンタリーが秀逸なのは、一切大人の干渉がない状態(つまりやらせは一切なし)で保育園や幼稚園、または学校で子供たちが一体どんな会話を交わして、どういう行動をとっているかを詳細に見せてくれる、というところなのです。
私も子供の親ですから、こういうのってすごく気になるんですよねー
子供たちの学校での様子って全然分からないので、一体彼らが普段どんなことをしてどんな話を子供同士でしてるのかなぁ、、、と気になります。
突然大人びたことを口にしたりする時もあって、そういう時は大抵お姉ちゃんやお兄ちゃんがいる子供が友達同士で遊んでいる時にそういう事を話題にしているようです。

と、説明が長くなりましたが、こちらはその番組のパロディになっています。
これが現在までの政局をよく表現していて、よく出来てるなーと感心してしまいました。
私が笑ったのはボリスとジェレミー。(保守党、現ロンドン市長ボリス・ジョンソンと労働党党首ジェレミー・コービン)
英国の政治トピックについて知っていないと、ちょっと訳分からないし笑えないんですが、英語字幕がついておりますので、興味がある方は見てみてください。

大まかに見どころを説明すると、、、
*ボリスが三輪車に乗ってるのは、彼が大の自転車好きで現在も通勤に自転車を利用しているのを揶揄っている。
*次期保守党党首候補であるボリスとジョージ(財務大臣・ジョージ・オズボーン)が互いに言い合いになる場面、二人とも党首を目指して火花を散らしてます。「僕は首相だ~」とお山の大将状態のボリスにジョージが「ボクはもっといいプランを持ってるんだぞ!」と言い返すとボリスは「そんなプランはトイレに流してやる!」と言い返します。そこに第三の候補であるテレーザ(内務大臣・テレーザ・メイ)が「そんなこと言うとディヴィッド(現党首で首相であるディヴィッド・キャメロン)に言いつけるわよ!」と突っ込む場面は思わずぷぷっ、と吹いてしまいます。
*少年ジェレミー(労働党党首ジェレミー・コービン)がテーブルにつく仲間たちに向かって「影であれこれ言われるのは好きじゃないんだよね」と釘を刺します。「ボクはそんなことしないよ~」と男の子がとぼけますが、「それならいいんだ」と席を立ったジェレミーのお尻には、、、!「出ていけ!ジェレミー」の紙が、、、( ゚Д゚)
*ティム(自由民主党党首ティム・ファロン)は一人ぽつんと座ってブツブツと文句を言います。「前党首のニックがディヴィッド(キャメロン)と仲良くしすぎたのがいけないんだ。彼を信頼しすぎてバカを見たじゃないか、、、」
(前党首時代に保守党と連立政権を組んだことが原因で前回の選挙では総スカンをくらい、大きく議席数を減らしてしまった)
*ジェレミーがいない間に労働党の影の閣僚たちはロケットで遊んでいます。子供たちは「ジェレミーがいない間にロケットで遊ぼう~」と盛り上がっていますが、そこへジェレミーがやってきます。
「僕はロケット嫌いなんだよね」一言いうと去るジェレミー。いなくなった途端に遊びだす子供たち。(核を搭載出来るトライデントミサイルの廃止をジェレミーが唱えたのに対して、核の抑止力を信じる党員たちから反ジェレミーの声が上がったため、ジェレミーは自説を引っ込めざるを得なくなった事を揶揄している)

etc、etc、、、とちょっと触りの部分だけ解説しましたが、他にも細々とうわーそんなことまで言っちゃうのかーと笑ってしまえる部分がかなりありました。

何よりも子供たちの芸達者振りには笑えるし感心しますよね。ホント、子供たちの演技力の高さに驚かされます。
さすがシェイクスピアの国なだけあるわー
英国政治のことがなーんにも分からなくても、子供たちの名演技は楽しめますので、興味がある方は貼り付けたYoutube見てみてくださいませ(*'ω'*)



*木曜日から熊本地方で地震が頻発していますが、遠く離れた英国でもBBCなどがトップニュースで伝えています。日本は自然災害が多い国なので、どうしても仕方がない部分もありますが、少しでも被害が少なくて済むようにと祈らずにはいられません。東日本大震災の時もそうだったのですが、遠く離れた国に住んでいると、何も出来ないことの無力さに苛まれます。
これからお天気も悪くなるとネットニュースで読みました。どうかこれ以上の被害が出ませんように。被災されている方たちは、どうかくれぐれもお気をつけて、安全な場所で救援が来るまで無事に避難出来ますように。この度の地震でお亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。*
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by jamieoliverlove2 | 2016-04-17 00:00 | ひとりごと


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