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2016年 06月 18日

House of Illustrations

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5月最後の週末、息子は所属するフットボールチームがトーナメントに出場するということで、夫と二人朝から出かけちゃったので、私は娘と二人でお出かけすることに。

会期終了間近だった展覧会を見に、Kings Crossまで出かけました。



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キングスクロス駅の裏にある、グラナリースクエア。
ここには英国が誇るアートスクール、ual(University of the Arts London)があります。
ここのアートスクールって、World Top5に入ってるんだそうですね、知りませんでした。
有名なのはセントラル・セイント・マーティン校でしょう。
ステラ・マッカートニーやアレクサンダー・マックイーンを輩出したことで知られる有名校です。

そんな学校があるからなのか、こちらにはアートに関するギャラリーが学校のお隣さんにあります。

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House of Illustrations

約2年ほど前、開館したばかりの時にクゥエンティン・ブレイクさんの展示会を見に来たことがありましたが、その後は一度も訪れませんでした。
入館料が結構お高いので、余程見たい物がない限りは、別にいいかなーと思っていたのです。

今回、日本の漫画の原画展覧会がある、と見たので、日本の漫画に興味を持ち始めた娘を連れて来てみました。

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開館したばかりの時は、入って右側の展示場しか見るところがなかったのですが、あれから二年経って、展示のお部屋の数が増えてました!これは嬉しい進化。

さて、ショップのレジで「日本の漫画の展示が見たいんですが、、、」と尋ねると、若いお兄ちゃんが「入場料を払ったら、館内の展示物は全部見られますよ」と言ってました。
ほ~それは太っ腹な、と思いましたが、見て納得。

日本の漫画の原画展示、大き目のお部屋ではありましたが、一部屋しかなかったんです~( ゚Д゚)

それでも海外で見られるのだから、貴重な体験ではありますよね。

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こちらはショップで購入した今回のパンフレット。
小さい冊子で£1.50でした。
見ると、ここへ来る前に湖水地方やウェールズで展示会をやって、最後にロンドンで〆、と言うスケジュールだったようです。

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今回原画展示をされていた漫画家の先生方は、波津彬子先生、花郁悠紀子先生、そして

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竹宮恵子先生のお三方。

お三方とも日本ではすでに大ヴェテラン、漫画界のレジェンドって呼んでも差し支えない凄い先生方ですよね。
その先生方の美しい原画を見られて、私は大満足でした。

娘はやはり着物を着た女性の絵が気に入ったらしく、随分じっくり眺めていました。
私は竹宮先生の「風と木の詩」の原画にくぎ付け。
ほんっとに細か~~~~~いんですよっ、ありとあらゆる描かれているものがっ。
やっぱり漫画界の巨匠だぁ、、、

見ている間に結構英国人の見学者が入室してきたのですが、やはり娘と同じように着物姿の女性の絵を見て熱心に話している人が多かったです。
エキゾチックな感じがして外国人的には気になるんでしょうね。

置かれていた波津先生の漫画を立ち読み(まさか漫画が読めるとは思わなかったのでラッキー!笑)していたら、英国人のおばさん二人組が私をちらっと見て「日本語が出来ると漫画が読めていいわねー」と話していました(*'ω'*)
ははは、、、

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他のお部屋には季節ごとに変わるクゥエンティン・ブレイク氏の展示と、特別展はソ連時代の絵本などの展示がありました。

このソ連時代の展示物、あまり期待せずに見たのですが、かなり面白かったです。

ロシアからソヴィエト連邦に移行し、王政から共産主義へと変わった時代に、絵本などを通じて、国民、特に子供たちへ共産主義を徹底していった様子が展示から伺えます。
どのように洗脳教育を施していったのか、と言う一種恐ろしい展示にも思えるのですが、その一方で、政府が子供たちの教育水準の底上げのために、アルファベット(キリル文字)を普及させるための絵本を出版したり、またどんな風に大人たちが仕事をしているのか、と絵本で教えたり。

絵が素朴なロシアの民話風なだけに、余計に底知れぬ寒々しさも感じるんですけどね。

それでも、そういう時代があったのだ(もしかすると現在でも進行形の国は幾らでもあるのかもしれませんが)と知ることが出来る、とても貴重な資料なのでしょう。

東欧やロシアのイラストに興味がある方にはお勧めのエキシビションでした。

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展示のお部屋数も増えていたし、展示内容も徐々に充実してきているようなので、これからもこちらのエキシビションは注目しておこうと思います。

今回は少な目の日本の漫画の原画展示会でしたけれど、日本の漫画やアニメってどんどん人気が出ていますし、いつか全館を使って華々しく展示会をしてもらいたいな~なんて思いました。

*House of Illustrationsの少女漫画展の会期はすでに終了しております。
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by jamieoliverlove2 | 2016-06-18 00:00 | Museum


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