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2015年 06月 09日

ケルトを巡る旅

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ケルトを巡る旅 河合隼雄著

この春、アイルランドに出かけた際にお供にした1冊がこちらの本でした。

アイルランドと英国の一部に今も色濃く残るケルト文化を、心理学者の河合先生が実際に現地を巡り体験したことを綴ったのがこちらの本。
心理学者なだけあって、様々なケルト的事象も非常に合理的、また学術的に冷静に判断して解説してくれるので、とても分かりやすく読めました。

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by jamieoliverlove2 | 2015-06-09 00:00 | Book Club
2015年 03月 31日

建築探偵シリーズ

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未明の家 篠田真由美先生著

今から約20年前、新本格ブームが起こり、綾辻行人先生の館シリーズなどがミステリ小説好きの間で話題になりました。
私も例に漏れずミステリ好きな一人として、本屋に通っては、新しく次々と出版される新本格ミステリを買って読みました。
それまで読んでいた主な本は乱歩や横溝、といった戦後すぐに書かれた小説、もしくは海外の本格ミステリと呼ばれる古い作品群ばかりだったので、日本人の作家の先生たちが、日本を舞台にして(時折海外も舞台になりますが)日本人の名探偵が活躍するという、新しい話を読むことが出来るのが何よりも嬉しかったのです。

その当時、講談社ノベルスで毎月必ず新本格の新刊が出版されていたので、私は毎月発売日に書店に向かい、平台に並んだ新しい本たちの表紙を眺めながら、「次はどれを読もうか、、、」と悩むのが何よりも楽しかったことを思い出します。

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by jamieoliverlove2 | 2015-03-31 00:00 | Book Club
2015年 03月 17日

Elizabeth is Missing

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Elizabeth is Missing Emma Healey

今年は頑張って英語の本を読むぞ~と決めて着々と読み進めております。
二冊目も無事読了しました。

こちらもまたミステリです。
ちょっと変わっているのが、主人公が痴呆症を患ったお婆ちゃん、ということ。
彼女の親友、エリザベスは毎週木曜日に彼女に会いに来てくれていたのに、そういえば最近来てくれていない、、、と気づいてから、主人公のモードお婆ちゃんはあれやこれやと策を巡らし、なんとか親友の行方を探ろうとします。
娘やケアラーの女性にも訴えるものの、「最近調子が悪いんじゃないの?」などとはぐらかされ、モードお婆ちゃんの疑心暗鬼は募るばかり。
彼女の家も訪ねるものの、エリザベスが家に居る様子はなく、隣人も「そういえば最近見ないわね」と言います。モードお婆ちゃんはエリザベスの息子、ピーターが何か彼女にしたのではないか、と不安になります。
一体エリザベスの身に何が起こったのか?

と、言う具合に話は進んでいくのですが、途中、途中にモードお婆ちゃんがまだ子供の頃の逸話が挿入されて、ミステリの真実の意味が段々明らかになります。
モードお婆ちゃんが本当に探していたのは一体誰だったのか。
のんびりとゆったりと進んでいく話がラスト近くになって一気に緊迫感が高まる部分は読みごたえがありました。
ミステリ小説ですが、怖いのが苦手、と言う方にはぜひお勧めですので手に取ってみてください。
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by jamieoliverlove2 | 2015-03-17 00:00 | Book Club
2015年 03月 09日

Penguin Little Black Classics

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今年、ペンギンブックスは創立80周年を迎えられるそうです。
数年前、Hay-on-Wyeに行ったときも、シャーロック・ホームズのペンギン版を集めよう、と買い集めてきましたが、ペンギンブックスの良さって、まずはあの装丁だと思うんですよね。
揃えて並べて置くと、まるでオーナメントのような美しさ!
もちろん世界中の優れたタイトルが選ばれて出版されていたところも素晴らしいです。

さて、そんな80周年の記念の一環で、現在世界の不朽の古典名作と呼ばれる80作品がPenguin Little Black Classicsとして販売されています。
装丁は黒と白のモノトーン。
これまた並べて置くと、ものすごくお洒落な感じがして素敵です。

そして選ばれている80作品、どれも一筋縄ではいかないセレクションで、一体誰が選んだの~?と思わず笑みが浮かんでしまうような作品、作者揃いなのがいいんです。
例えば私が今回第一弾として購入した12作品の中の一冊、写真を載せているThomas De Quinceyなんてかなり癖が強いですよ~と思わずニヤニヤ。
あ~読むのが楽しみ^^

さて、こちらの80タイトルの作品、これまた嬉しい80周年に引っ掛けて、なんと!一冊80ペンスと言うバーゲン価格。
今時、1ポンドで本を買ってお釣りがくるなんて、チャリティショップでもなかなかないですよ~!
そうそう、選ばれている作品の中には日本人のタイトルも3冊あります。
芥川龍之介、松尾芭蕉、そして吉田兼好。渋いチョイスですよね。
一応この3冊も子供たちに読んで貰おうと思って買ってあるので、あとで自分でもよく読んでみます。
日本の作品が古今東西の古典の中に3作品も選ばれていることがなんだか少し誇らしい気分になりました。
皆さんも書店で見かけたら、ちょっと手に取ってみてくださいね。

公式サイトはこちらからどうぞ。
ただし80作品の全タイトルをチェックしようとすると、ちょっと面倒なので(実際サイトに行かれると理由がすぐ分かります、、、苦笑)タイトルチェックされるようだったら、Amazonのサイトの方が便利です。
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by jamieoliverlove2 | 2015-03-09 00:00 | Book Club
2015年 02月 26日

山とそば

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山とそば ほしよりこ著

2015年、最初に読了したのがこちらの本。
丁度、この本を読んでいる途中だったので、どうしても気軽に読める本が読みたくて手に取りました。

ほしよりこさんは「今日の猫村さん」で有名な方ですが、実は私は未読です。
それよりも購読しているクウネルに連載されている「B&D」ですっかり作風にはまってしまって、まとまったほしさんのご著書を読んでみたいな、と思っていたところでした。

この本はほしさんが取材やプライベートで訪れた先で描かれた日記が元になっています。
タイトルにもあるように、山とおそばがお好きなようで、この二つがメインになった旅が結構あります。
読んでいると私も山があるところで美味しいお蕎麦が食べたいなぁ、、、としみじみ思いました。
こうしてみると日本もまだまだたくさんいいところがありますね。
いつか訪れたところ、いつか訪れてみたいところ、あそこも行きたい、ここも行きたい、と頭の中は妄想でいっぱいになってしまいました。

ほしさん独特のあの絵柄と文章には何か癒しの効果でもあるのではないかな、と常々思っているのですが、やっぱりこの本を読んだ後はすっかり和んで穏やかな気持ちになれました。
山とお蕎麦が好きな方にはぜひお勧めの一冊です。
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by jamieoliverlove2 | 2015-02-26 00:00 | Book Club
2015年 02月 08日

ブルータス特別編集 本屋好き。

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ブルータス特別編集 本屋好き。

以前、ブルータスで2度、特集があった本屋好き、が一冊の合本になって再販されました。
雑誌で販売された際に欲しいな、と思ったのですが、わざわざ母に頼んで送ってもらうのも、、、といったんは我慢しました。が、今回一冊になって再販されたのを見たらやっぱり欲しい、と思って送って貰いました。

子供の頃から本が好きで、本屋さんになるのが最初の夢だった(その後いろんな変遷をたどりますが、どれ一つとして叶わなかったところが、私らしい、、、苦笑)のですが、今の世の中、昔のとおりいっぺんな本屋さんと違って、様々な個性豊かなお店がたくさんあるのですね。

有名なところではやはり、京都の恵文社ですが、それ以外にもびっくりするようなユニークな品ぞろえの本屋さんもたくさん。
しかも、東京だけじゃなくて、各地方、あちらこちらにたくさん個性的なお店があるんです。
これを見ていたら、日本の本屋さんに行きたい!とほんっと~に思いました。

少し前に、神戸にいたころ随分お世話になった海文堂さんが閉店したことを知りました。
神戸と言う港町らしく、船舶や港湾など海事関連書の品揃えが充実したことで知られる有名店でした。
私は海文堂さんからそう遠くない書店でバイトをしていたのですが、自分のバイト先で手に入らない本を探しによく出向いたことを思い出します。
閉店の理由は業績の悪化。
やはり本離れやネット書店に経営を押された事が原因のようでした。
こういう話を聞くと、本当に寂しいことだな、と思います。

アマゾンなどのネット書店や電子書籍も幅をきかせる世の中となりましたが、やっぱり本は本屋さんで一冊づつ手に取って確かめながら、買い物をしたい、、、
出版業界のお寒い状況が話題に上ることが多い昨今ですが、日本在住のみなさん、アマゾンも便利ですけれど、たまにはぜひ本屋さんでお買い物してくださいね~^^
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by jamieoliverlove2 | 2015-02-08 00:00 | Book Club
2015年 01月 31日

Entry Island

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Entry Island by Peter May

昨年は英語の本を読むぞ~と意気込んだものの、一冊も読み終わることがなく終わってしまいました、、、
今年こそ、せめて一冊は読みたいな、と思っていたのですが、なんと~!思いがけなく1月中に一冊読み終わってしまいました。
それもこれも、この本が思いのほかすごく面白かったお陰なのですが。

こちらの本、昨年末のCWAダガー賞にノミネートされていたうちの一冊。
(CWA 、、、Crime Writer Awards)
Peter Mayと言うスコットランド人作家による、カナダの離島が舞台のミステリ小説です。

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by jamieoliverlove2 | 2015-01-31 00:00 | Book Club
2015年 01月 21日

東京総合指令室&2014年まとめ。

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東京総合指令室 東京圏1400万人の足を支える指令員たち

2015年が明けてもう一月が半分以上終わってしまいました!早いですねえ、、、
さて、2014年の最後に読んだこちらの本がとても面白かったので、2015年の最初に紹介します。
本の内容は、と言うと、、、

内容(「BOOK」データベースより)(Amazonの紹介部分から抜粋しています)

われわれが日々利用する電車、そして世界に類を見ない高密度輸送を行なう東京圏の鉄道は、誰がどのように管理し、支えているのか。国内最大規模の指令室であるJR東日本の東京総合指令室を取材し、紹介する。この指令室では、1日約1400万人を運ぶ東京圏の在来線輪送を管理しており、所属する500人余りの社員が、乱れたダイヤを回復させ、トラブルで停まった列車をなんとか動かそうと奮闘している。本書では、これまでほとんど紹介されることがなかった指令室の過去・現在・未来に迫り、東京や日本の鉄道の側面をかいま見る。

鉄子じゃない、と言いつつもつい面白そうな電車関係の本があると読みたくなってしまう私、、、
こちらも「面白そう!」と飛びついてみたんですが、予想に違わずかなり面白い1冊でした。
昨年、Channel5の「World Busiest Station」と言う番組で新宿駅の24時間を密着取材していました。
そこでは駅員たちの奮闘ぶりが取り上げられていたのですが、実は更に見えないところで都内の足を支える人たちがいた、と知って興味を惹かれました。

今迄はちょこっと電車が遅延しただけでも「なんだ~」なんて思っていたのですが、これを読んだら見えないところで大変な思いをして頑張ってる職員の人たちがいるんだな~と自己中な考え方を改めました。
と言うか、日本は本当にこういう部分の技術が進んでいますよね。技術だけでなく、働く人たちの意識も高いと思います。
英国ではよく「駅の職員が足りない」「運転手が出勤してこない」(⇒ずる休み)と言う理由で電車が運休、ダイヤが乱れたり、駅が閉鎖になったりします。
日本ではこんな理由信じられないですよ~ホントに、、、何とかならないものでしょうかね。
と新年から鬱々としてしまった私でした、、、(苦笑)

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by jamieoliverlove2 | 2015-01-21 00:00 | Book Club
2014年 12月 07日

蒼い炎

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蒼い炎 羽生結弦

今年の春先に買っていた本なのですが、何となく手が伸びなくて積読本の一番上に乗ったままになっていました。

寒くなってきた今日この頃、すっかりスケート気分(?)になってきたので手に取りました。

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by jamieoliverlove2 | 2014-12-07 00:00 | Book Club
2014年 11月 05日

ジョン、全裸連盟へ行く

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ジョン、全裸連盟へ行く 北原 尚彦著

7月中旬から9月2週目の学校が始まるまでの夏休みの間、まったく本を開くことが出来ませんでした。
ちょこっと時間が空いたとしても、子供が二人家に居ると、どうも落ち着かなくて本の世界にのめり込む事が出来ません、、、と言う事で自然と本から手が遠のきました。

その代り、学校が始まった途端に積読状態になっていた本を次から次へと読んでいます。
こちらは夏休みの間に新刊をチェックしていて気になった1冊。ようやく届いたので読みました。

BBC1のシリーズSherlockを元に書かれたパスティーシュです。
パスティーシュと言うのは、元ネタがあって、それを発展させたパロディのようなもの。
でもこちらの小説はパロディとは言え、かなり本格的な推理小説になっていて楽しめました。
TV版シャーロックの設定に聖典のシャーロック・ホームズの小説のネタが散りばめられていて、聖典通りの展開になるか、と思いきや、裏の裏をかいて最後にはあっと驚く解決になっており、TV版のファンも聖典のファンもどちらも楽しめる1冊となっています。

なかにはこんなのアリ~?的な結末もありますが、考えてみたら聖典自体がこんなのアリ~?的な結末の物も結構あるので、ある意味原作に忠実なのかも(笑)
タイトルの全裸連盟は原作だと赤毛連盟ですね。ジョンがシャーロックの代わりに全裸連盟に参加するのですが、これが意外や意外な結末に結びつくのが面白かったです。とは言え、似たような本当の事件が先日中国で起こっていたので、事実は小説よりも奇なり、と言うことでしょうか。

先日書きましたが、BBCのSherlockの新作は2015年の暮れまでお預け、、、それまでこの小説で心の隙間を埋めるとします、、、
ちなみにシリーズ1となっているので、どうやらこちらはまだまだ続くようですよ!2巻もまた楽しみです。

*今回コメント欄開けています。こちらの記事に限らず、以前の記事、これからの記事についてのコメント、私信など何でも書きたいことをこちらのコメント欄に残してくださいね!よろしくお願いします^^*
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by jamieoliverlove2 | 2014-11-05 00:00 | Book Club