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2015年 04月 28日

アイルランド旅行記8、Boherbue

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コーブを後にして、向かった先は夫の従兄弟の家。
毎回アイルランドに来ると必ず遊びに行っているので、長年こちらのブログを読んで下さってる方なら、ああ、あの家!と分かるかもしれませんね。



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夫の従兄弟、ジェラルドは若い頃はロンドンに住んでいて、年が近かった夫とはよく遊んだ仲なのだそうです。
そんな訳で親戚の中でも一番夫が仲が良いのが彼で、昨年の夫の節目の誕生日にも仕事が多忙を極める中わざわざ遊びに来てくれました。

ジェラルドと家族たちが住むのは築200年以上の茅葺屋根の家。

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彼らがこの家を購入する前はB&B兼博物館でした。

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そんな訳で、彼らが普通に住むようになってからも、時々見学者が来るので、今でもゲストブックはそのまま手元にあり、見に来た人たちはそこに名前を書いてもらうようにしています。

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TVの撮影にも使われたことがあるそうで、何の番組だったのか聞こうと思ってすっかり忘れてしまったのですが、これだけの古い家をよく手入れして、状態良くキープしてあるのは古い物が多く残るこの国でも珍しいのだそうです。

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従兄弟のジェラルドは以前はこの家から車で30分ほどのところにある、地元のチーズ会社に勤めていました。
食品見本市などのイベントで日本にも行ったことがある、と言っていたのを覚えています。
日本人は味覚がとても繊細で、おいしいものを見分ける能力がすごい、と褒めてくれていました。

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そんな彼のチーズ会社、現在ではグローバルな食品会社に買収されていしまい、彼の職場もダブリン近郊になってしまったため、週末しか戻って来れなくなりました。
幸い4人の子供たちもみな将来の夢に向かって家を出て、子供の心配はしなくていいので、まだ楽だ、とは言っていましたが、住み慣れた家を離れて仕事をするのも大変だな、と思います。
ヨーロッパ各国への出張も増え、会った時も翌週からドイツ出張だよ、と大変そうに言っていました。

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ジェラルドは「近頃はすべて、大きな会社が小さい会社をどんどん吸収してしまって、一極集中化が進んでいるが、これはあまりいいこととは思えない」と言っていました。
大きくなればなるほど小回りが利かなくなる、どれもこれも同じような商品ばかりで特色が薄くなる、など気になる問題が多くなりつつあるようです。
これは食品会社に限らず、どんな職種であっても言えることではないでしょうか。

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さて、ジェラルドの留守中一人で家を預かる女主人のアイリーンですが、相変わらずパワフルでした。
彼女のアートビジネスもうまくいっているようで、今回新車が停まっていたので聞いてみると、自分の描いた絵を売ったお金を貯めて買ったの、と嬉しそうに話してくれました。

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私たちが訪ねて行ったときもお客さんが絵の受け取りに来ていて、更に「あと30分で依頼されてる絵を届けに行かないといけないの!」とすごい勢いでお茶の準備をして、風のように去っていきました(汗)

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それでもちゃんとティケーキをオーブンで温めて、紅茶もティポットに淹れて出してくれるところが、アイリーンらしい、、、

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夫が従兄弟のジェラルドと気が合うように、不思議なことに私もアイリーンとはとても気が合います。
結婚してすぐ、初めてこの家を訪れた時に、彼女がアンティークやヴィンテージに囲まれた生活をしているのを見て、私もアンティークの面白さに目覚めたのですが、そういう趣味が似ている、と言う部分だけでなく、妙に好きなもの、気になるもの、が似ているのです。

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今回訪れたら、数年前からやっている太極拳にすっかりはまっていて、先生になる資格を取るんだ、と張り切っていました。

今現在の夢は、先生の資格を取ったら、村のホールで教室を開くことなのだそう。

近所のスーパーのお買い物に付き合ったら、アイリーンがレジのおばさんと近所の人らしいおばさん相手に「太極拳すごっくいいのよ~」と話していたのですが、田舎の素朴なおばさん二人が「へぇ~面白そうね、やってみたいわ~」なんて答えているのを見て、なんだか微笑ましくなりました。

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4人の子供たちもそれぞれ巣立って行って、長男はコークでIT関係の仕事を、長女はイギリスの小学校でアシスタントティーチャーの仕事を、次女はマンチェスター大学でファッションビジネスの勉強を、そして三女はローマにあるアメリカンアカデミーと言う有名な学校で調理のインターンをしているそうです。
こちらの学校1タームにつきこのインターンを3人または4人しかとらないのですが、そこへ何千人と言う応募が殺到するそうです。
そこを潜り抜けて18歳と言う若さで選抜された彼女、将来有望で楽しみです。

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アメリカンアカデミーと言うのはローマのジェンニコロの丘のヴィラ内にあるアーティストを育てる機関なのですが、ここの食事を受け持っているのが、アメリカにスローフード革命をもたらしたアリス・ウォルターズ女史なのです。
食材はすべてオーガニック、旬の物を使い、徹底したスローフードの思想に基づいて作られる食事はまさにアートのよう。
三女ちゃんも彼女以外はすべてアメリカ人、しかも10歳近く年上のすでに数々の経験を経てここへ来たシェフばかりの中で、日々奮闘しているそうです。

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みんな将来の夢に向かって頑張って欲しいな、と思っています。

それにしても、若いってやっぱりいいですね。
話だけ聞いてても、みんなパワーに溢れていますよ。

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さて、この日は長女ちゃんが、イースターのお休みで帰郷していたので、我が家の子供たちの相手をしてくれました。
いやいや、やっぱり本職だけあって、子供の扱い方が慣れてるし上手い!
滞在中はすっかりお任せしちゃいました。

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アイリーンが風のように去ってしまった後、長女ちゃんが「ちょっと冷えてきたよね」と言ってストーブを点けてくれました。

こちらのストーブ、アイルランド名物のピート(泥炭)を使って暖を取ります。

ピートは燃やすととてもいい香りがします。
木を燃やすのとはまたちょっと違った香り。

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考えたら、アイルランドやスコットランドなどのウィスキーって確かピートで香りづけするんじゃありませんでしたっけ?
そう思うと、この香りの良さも納得なのでした。

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写真がありませんが、この日の夜は届けてもらったばかりと言う新鮮なサーモンの夕食を頂いて、12時近くまでお喋りに花を咲かせました。

旅行記続く。
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by jamieoliverlove2 | 2015-04-28 00:00 | アイルランド・2015


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